ムルティスラーダ1200Sの売りはなんといっても、名前にもある通り多目的に色んな場面で走れるバイクというところです。
ムルティスラーダ1200Sには4つのモードがあります。街乗りのアーバンモード、長距離のツーリングモード、オンロードの高い能力を引き出したスポーツモード、そしてオフロード向きの走りを楽しむためのエンデューロモードがあります。
いつも通勤で乗ることが多いため9割ツーリングモードを使用しています。たまにスポーツモードを使うことはありましたが、エンジンレスポンスが変わったなぁくらいにしか感じていませんでした。
ヨーロッパアルプスのツーリングのクネクネ道でスポーツモードの高い能力を知る
ヨーロッパアルプスのツーリングでは、下の写真にあるようなヘアピンカーブの連続するところやタイトなコーナーを走る場面がたくさんありました。
はじめはいつも通りツーリングモードで走っていましたが、リアのサスペンションがフワフワしていたのでスポーツモードに変更して、さらにリアサスペンションのプリロード(荷物や乗車人数によってサスペンションの硬さが変えられます)を2人乗りに変更しました。
するといつもとは違うムルティスラーダ1200Sが姿を現しました。1番驚いたのはコーナーからの立ち上がりでアクセルを開けてもしっかりとリアタイヤが路面をキャッチしているところでした。それまでのツーリングモードでのフワフワ感は何処へやら、といった感じでかなり感じが変わったバイクになりました。
この時、ムルティスラーダ1200Sがマルチパーパスと言っている意味良く分かりました。
ヨーロッパでは乗り慣れたムルティスラーダ1200Sに乗ろうという軽い気持ちでしたが、期せずしてこのバイクが持っている高いオンロード能力を存分に楽しむことができたのは大きな収穫でした。
ムルティスラーダ1200Sはどこまで高い能力を持っているのだろうか?
今回4つのうちの1つのモードであるスポーツモードの能力の高さを身を持って経験することができました。ツーリングモードはいつも乗り慣れて知っており、アーバンモードもある程度の能力は知っています。
そして残るひとつのモード、エンデューロモードがどこまで高い能力を発揮するのかをいつか体感してみたいと思いました。きっとエンデューロモードでも期待を上回るパフォーマンスを発揮するのだと思います。
このバイク本当にただもんじゃありません。
なんかすでにオフで無茶しようとしている先駆者がいるみたいなので、僕も良いタイヤを見つけて履き替えてやってみようかな 笑。せっかくある能力を持て余していては勿体無いオバケが出ちゃいますからね。
ちなみにエンデューロに特化したムルティストラーダ1200 エンデューロというバイクが既に販売されていますが、オフ用に設計されたこのバイクでオフを走れるのは当たり前でつまらないので、僕はあえてムルティスラーダ1200Sをオフ仕様にして走りたいのです。
よくネットに転がっている試乗レポートでオフも走れますよーじゃなくて、みんなが引くくらい本気のオフを走りたい野望を持っています。今後をお楽しみに!
まとめ
今回はヨーロッパツーリングを通じて経験した、ムルティスラーダ1200Sのスポーツモードが持っている高い能力についてご紹介しました。
日本でトコトコ乗っていたら絶対できなかった経験だったと改めて思います。場所が変われば走り方もある程度変わります。
今回の経験をきっかけにムルティスラーダ1200Sの他の側面も是非みたいと思いました。
オフもやってみたいなぁと思いつつ、またムルティスラーダの魅力に惹かれていってしまう僕でした。
今日も最後までお読み頂きありがとうございます。