【個人輸入初心者必見!】通関手続き・受け取り方・所要時間を徹底解説!『成田空港編』

2017年11月にポーランドから旧チンクの650ccエンジンを購入し、まだかまだかと首を長ーくして待っていたらまさかの「航空便で成田空港に到着しました」という連絡が、、、船便のはずがまさかの航空便。。

ワッツハプン??

ルフトハンザカーゴを受託しているIACT(貨物受託会社)という会社から連絡があり、業者さんに通関を任せますか?それともご自身でされますか?と聞かれたので、「もちろん自分でやります!」と勢いで即答しちゃいました。

ということでこの記事では、初めて個人輸入をする方で、なおかつ通関を自分で通しちゃおうというチャレンジャーのための一助として、全部の手順を事細かくご紹介します。

尚、今回は受取り場所が成田空港だったので、他の場所については貨物受託会社にお問合せ下さい。

ちなみに所要時間ですが、ゲートから入場したのが21時45分で、出場したのが23時20分だったので約2時間半もかかりました。通関の申請で1時間半くらいかかりました。

さらに今回は夜遅くで税関職員の方が丁寧に付きっきりで手取り足取り教えてくれたのこれくらいの時間で済みましたが、時間をズラすと半日以上かかりそうな感じでした。参考まで。

以下に手続きに必要なアイテムを書いておきます。

  • 身分証(免許証など)
  • 名刺(通関で輸入元と自分の関係を説明する場合に必要な時があるそうです)
  • Invoice(輸入貨物についてくる場合もありますが、価格を示す資料がないと関税が計算できないため必要になります)
  • やる気(結構面白いので僕は苦になりませんが、輸入品だけ必要な人にとっては苦痛かも・・・)
  • //超重要//Airway Bill Number(貨物番号)(貨物受託会社からはじめにくる電話で教えてもらいます。何回も使うのでメモしておきましょう)

この記事の手順は僕の経験を参考に書いた内容になりますので、実際と違う部分については、適宜ご自身で対応をお願いします。

成田空港の受け取り場所は第1ターミナル近くの貨物地区

今回はエンジンを受け取りに行かなければならなかったので、車で貨物上屋がたくさん並んでいる貨物地区に行きました。成田空港は貨物地区が点在しており、受け取り場所を見つけるだけでも一苦労です。

ワンポイントアドバイスとしては、貨物受託業者さんの住所を事前に車のナビに登録しておくことです。成田空港は結構広いので、僕みたいに行ったり来たりせずに済みます。

さらに受け取り場所は制限区域という飛行機に近い場所にあるため、入場前に本人確認や一時立入書の申込書の記入が必要になります。

警備員が書き方を丁寧に教えてくれるので、指示に従えば大丈夫です。最後に身分証を提示すると申込書の控えと臨時通行証を貸してもらえます。

申込書に訪問先の印鑑を押してもらわなければいけないので、失くさないように携行し、忘れずに印鑑をもらいましょう。

一通り登録が済むといよいよゲートが開かれます。と、その前に警備員さんにIACTのA棟に荷物を取りに来た旨を伝えて地図と行き方を教えてもらいましょう!

制限区域内は一方通行が多いので地図で経路を確認してから出発しましょう。

IACTで通関のための書類をもらいましょう

ゲートから車で5分のところにIACTの貨物上屋が見えます。事務所の目の前に駐車スペースがあるので、車を止めて通関に必要な書類を取りに行きます。

カウンターでAirway Bill Number(貨物番号)を伝えると事前に準備してくれていた書類を受け取ることができます。個人輸入の場合、輸入元と自分の関係を示すために自分の勤務先の名刺が必要になる場合があると言われました。通関時に必要かどうか判断されるそうです。

この日は自分の名刺を持っていなかったのですが、通関で特に求められることはありませんでしたが、エンジンを輸入したため自動車屋さんではないか聞かれて自社名前を言いました。

20分くらいで通関に必要な全部の書類一式を受け取ることができました。

通関の場所を聞いて、次の目的に歩いて向かいました。税関が入っている官庁の建物は歩いて3分くらいのところにありました。

税関職員さんの対応がとっても丁寧で惚れてまうやろ!な気持ちになりました

雰囲気もやり方も全く分からなかったので、第一声目に「個人輸入初めてなので色々教えて下さい!」と素直にお願いしました。

そしたら税関職員さんがとても親切な対応で、パソコンの入力や関税率をすごいぶ厚い実行関税率一覧表から探してくれたり、本当に親切に色々サポートしてもらえました。

せっかくなので税率のあれこれを聞きました。

KEN兄「個人輸入、と個人輸入ではない場合は何が違うんですか?」

税関さん「個人輸入の場合、商品に対して0.6掛けした金額に対して、さらに税率を掛かた金額が納税額になります。個人輸入ではない場合は、商品プラス輸送コストに税率を掛けた金額が納税額になるので、個人輸入の方が優遇されています。」

KEN兄「ポンコツチンクを輸入する場合は関税どうなりますか?」

税関さん「実行関税率表の87類は自動車関係の部品や車体に関する税率が記載されていますが、87類は無税になるので中古車に関税はかかりません」

KEN兄「趣のある電卓なので写真撮ってもいいですか?」

税関さん「どうぞ 笑」

ということで本当に色んなことを親切に教えて頂けました。関税率は0%ですが消費税や地方税が課税されます。支払金額の計算はすぐにできるのですが書類の準備で5分か10分くらい待ちます。

税金を現金で支払う場合は、その場で支払いができます。

待ちに待ったエンジンとのご対面!!

納税完了の書類を受け取った後は、再度IACTの受付に戻り倉庫から出庫を依頼します。受付から倉庫に車を移動させていよいよご対面です!

しばし待っていると木箱に入ったエンジンがフォークリフトに載せられて運ばれてきました。

5ヶ月間待ちに待ったエンジンととうとう会えました!すごい感動!ただのお買い物なんですけど、ナルホド”初めてのおつかい”ってこんなに達成感があるんだということが分かりました。

当初チンクでエンジンのピックアップに来ようと無謀なことを考えていましたが、エンジンの大きさを見てバンを借りて取りにきて良かったなぁと思いました。

フォークリフトから下ろしてもらったエンジンをワンボックスカーの後部座席にギュウギュウ押し込んで無事回収完了しました!

感想

今回は海外から個人輸入した商品を通関通して、受け取り場所でピックアップするまでの詳細な手順をご紹介しました。

思い返してみれば発注してから到着するまで、本当にくるのかなぁ?という不安があり、何度もショップに連絡してやっとこさここまでこぎ着けたなぁという感慨深さがあります。

またエンジンを輸入したいか?と聞かれればビミョーな感じもします。1回やったので要領はよく分かりました。きっとこのブログで書かないと全て綺麗さっぱり忘れちゃうんだろうなぁっと思いました 笑

この記事では輸入したエンジンについて詳しくご紹介できなかったので、改めて別の記事で書きたいと思います。

今日も最後までお読み頂きありがとうございます。

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