『フィアット500(チンクエチェント)』のトーションダンパーをCVジョイントに交換してみた。

Fiat500_cv-joint_custom_complate

トーションダンパーに悩まされ続けていた、どーもけんにい(@KEN23_jp)です。

最近の車のほとんどは、ドライブシャフトからホイールハブに動力を伝える間に『Constant Velocity Joint(通称:CVジョイント)』が装備されています。

CVジョイントの効果によって、ドライブシャフトの動力が無駄なくホイールハブに伝えられます。

一方、半世紀前に開発されたチンクエチェントは、 CVジョイントの代わりにトーションダンパーが装備されています。

トーションダンパーの役割は、 CVジョイントと全く同じです。

しかし、チンクエチェントのトーションダンパーは、動力伝達時のエネルギーロスがかなりデカい。

しかも、ドライブシャフトの軸受けとケースの間にあるラバーがとにかく脆い、という大きなデメリットがあります。

このデメリットを解消するには以下の2つがあります。

  • アクセルワークをかなり丁寧に行い、ラバーの負担を軽減する。
  • トーションダンパーからCVジョイントに変更する。

今までもアクセルワークは丁寧に行っていましたが、耐久性が10000㎞もたなかったので、今回思い切ってCVジョイントに交換しました。

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ゴムがちぎれたトーションダンパー

いつも通り、取り付けにはひと苦労、いや、ふた苦労。。

ということで、この記事では『フィアット500(チンクエチェント)のトーションダンパーをCVジョイントに交換する方法』についてご紹介します。

注意
修理・改造は自己責任でお願いします。

CVジョイントの交換に必要なパーツ

今回もいつも通り海外から必要なパーツを輸入しました。

海外では2つのショップで販売しておりますが、ひとつは常時売り切れ状態なので、もう一方で購入しました。

基本的にCVジョイントは、交換キットとして必要なパーツがセットになって販売されています。

交換キットの内容は以下の通りです。

  • CVジョイントハウジング
  • トリポッドベアリング
  • ロックナット
  • スリーブ
  • グリス
  • CVブーツ
  • CVブーツ固定用Oリング
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CVジョイントハウジング

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ロックナットとトリポッドベアリング

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スリーブ

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CVブーツ

CVジョイントの交換方法

トーションダンパーからCVジョイントに交換する手順についてご説明します。

尚、トーションダンパーを外す手順については省略して、CVジョイントを装着する手順からはじめます。

STEP.1
ホイールハブに固定
CVジョイントハウジングをホイールハブにロックナットで固定する。締め付けトルクに注意しましょう。
STEP.2
以下の順番でドライブシャフトにパーツを挿入します。
CVブーツ固定用Oリング→CVブーツ→スリーブ→トリポッドベアリング
STEP.3
ハウジングをガッチャンコ
CVジョイントハウジングにたっぷりグリスを注入し、トリポッドベアリングを差し込む。
STEP.4
ブーツを被せる
CVジョイントハウジングにCVブーツを被せてリングで固定します。Fiat500_cv-joint_custom_complate
STEP.5
作動確認
作動確認をして、CVジョイントがスムーズに動けば、これにて完了!

『CVジョイントに交換』のまとめ

この記事では『フィアット500(チンクエチェント)のトーションダンパーをCVジョイントに交換する方法』についてご紹介しました。

トーションダンパーを定期的に交換する手間を惜しまなければ、わざわざCVジョイントに交換する必要はありません。

しかし、交換はなかなか手間がかかるので、人柱的な意味合いも含めて、思い切ってCVジョイントに交換しました。

CVブーツが破けたり、色々CVジョイントにも改善点はありそうですが、追々レポートしたいと思います。

チンク仲間が使っていないところをみると、CVジョイントって色々るのかも 笑

以上、けんにい(@KEN23_jp)がお伝えしました。

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