僕は2015年式にムルティストラーダ1200s(以下、ムルティ)のバイクと1971年式のフィアット500の車に乗っています。
年式も乗り味も全く違うこの二つの乗り物になんでこんなに魅了されているのか?
自分でも分かっていなかったので、乗り物の基本である、「走る」、「曲がる」、「止まる」を軸に考えました。
その結果、フィアット500はおっちゃんが持ってる経験値による味わい、ムルティは若者が持ってるエネルギッシュなパワーに似ていることが分かりました。
どちらが良い悪いではなく、どっちの良さも自分にマッチしているのだと分かりました。
なぜなら自分自身がおっちゃんと若者の狭間にいるからです 笑。
ではムルティとフィアット500のそれぞれの良さについて、紐解いていきたいと思います。
曲がる
ムルティ:とにかく曲がります。曲がるのがとっても楽しいです。バイクということもありますが、ハンドルではなく体重移動をメインに曲がります。運動能力が高いために若者のようにどこまでいけるのかトライしたい気持ちになるバイクです。(僕は怪我をしたくないのでギリギリは攻めません)
フィアット500:ハンドルの遊びが大きく、まっすぐ走っていてもハンドルは結構きれます。安定性はぼちぼちな感じなので、曲がるときはゆっくり曲がる必要があります。高速で曲がろうとすると車線はみ出ます、注意してください。
おっちゃんで例えると、今までに色々なカーブを曲がってきたので(紆余曲折?)、カーブはギリギリを攻めるものではなくゆっくりと楽しむものということを経験からしている感じに似ています。(ギリギリ攻められるけど攻めないよ、みたないな大人の余裕です。でも実際攻めたらバラバラになります 笑。)
走る
ムルティ:1200ccで有り余るパワーがあるため、どんなところをでもブイブイいけます。高速道路でも余裕を持って走ることができます。1-6速までありますが、どれも満遍なく使える万能なバイクです。若者で例えると「俺は怖いもんなんてないから、なんでもかかってこい!オリャーー」みたいな元気の良さと似ています。
フィアット500:パワーは普段生活する分には問題ありませんが、高速道路ではゼェハァゼェハァ息切れ気味に走っています。もともと街乗りをメインで作られた車?なので、650ccで十分なんです。1-4速ありますが、4速使うとエンジンがぶっ壊れそうになるのであまり負荷をかけ過ぎないようにしています。おっちゃんで例えると「若者よ、昔は俺もブイブイ言わせてたけど、本当のパワーとは己の能力に必要なだけのパワーを持つことだぞ」っと何かを悟った感じに似ています。
止まる
ムルティ:前後ともディスクブレーキを装備しているため、とても良く止まります。ブレーキは強いですが、タイヤとの関係もあり、あまり強くかけすぎるとタイヤがロックしてスリップダウンします。うまい例えが見つかりません。。次行きます。
フィアット500:だいぶ手前からブレーキをかけないと止まりません。たまにブレーキ効いてるのかな?って思うこともあります。結果として、ブレーキの制動力に合わせたスピードで走るようになります。
感想
若者とおっちゃんを例にして説明するのは少々無理があったかもしれません。果敢にチャレンジした姿勢に免じてお許しください。。
結局何が言いたのかというと、それぞれの持ち味があり、例えばフィアット500にスピードを求めることにはあまり意味はなく、むしろゆっくりとしたスピードだからこそ感じられることがあります。
引き出すことが難しい能力を引き出そうとするのではなく、今持っている能力をどう生かすのか?ということに視点を向けることが大切であることをフィアット500とムルティは僕に教えてくれました。
僕はそれぞれの良さを認めた上で、それにあった楽しみ方をしているので、こんなにも個性が違う二つに乗り物に魅了されているのかもしれません。
皆さんも何か全く異なる二つのことからそれぞれの良さを認識して再確認してみては如何でしょうか?
今日も最後までお読み頂きありがとうございます。