ボロい家を見ると何だか親近感が湧いて、住んでみたくなっちゃう、どーもKEN兄です。
前回、図面の最終調整をしたのが6月でありますが、それから色んな問題が勃発して、図面の全面的な見直しをして、8月からようやく現場が動き出しました。
なぜ最終図面が固まった後に解体作業まで時間がかかったのか?そして実際に解体現場を見に行ったので、今回はそのレポートを書きたいと思います。
図面の最終調整(その3)|オンボロ戸建てをフルリノベーションしてみた。リノベ物件は耐震補強に予想以上のコストがかかるという事実が判明
築古の物件って、耐震補強が肝になります。
まあこれは前から何となく分かっていたことではありますが、ガッツリ補強すると目ん玉飛び出るくらいの金額になります。
ちなみに僕は目ん玉が地面にめり込みました。。。。あれっ?これ新築だったけ?と見間違うばかりの金額、、、
やろうと思えば耐震補強はいくらでもできますが、新築物件が建てられるほどのお金をかけてやっては何のためにリノベーションしているのか分かりません。
今回、最終図面から着工までに時間が掛かった理由が、まさに相見積もりの金額が予想の遥か上を行っていたので、父親と完成した図面をイチから見直して、コストと安全性をかなり時間を掛けて議論したことが一番の理由です。
まさか1ヶ月以上もかかるとは思いませんでしたし、今回の計画そのものが危ぶまれた時期もありましたが、どうにかこうにかアイデアを出し合って、良いものができました。
父親が建築士で本当に良かったなって思いましたし、これが依頼した建築士さんだったらかなりシンドかったなって思いました。
本当に父親に感謝でした。
ようやく解体作業完了
図面が決まって、契約を済ませて、現場の作業が始まるとそこからの流れは結構早かったです。
8月に契約を済ませて、解体作業は1週間で完了しました。
解体前は、壁や床の一部を剥がして覗き込んで構造を確認していたので、雨漏りや腐食などを心配していました。
解体後は、構造や屋根をしっかり確認できる状態になり、思っていた以上に状態が良く腐食は全くありませんでした。
築古戸建にとって腐食や雨漏りは致命傷になるので、今回は運が良かったです。
築古戸建の内部を見る機会もあまりないので、現場監督さんにお願いして、内部が丸裸になった状態で室内を見せてもらいました。
年月が経っているので構造部材にそれなりのやれ感がありましたが強度的な不安はありませんでした。
まとめ
今回はリノベーションにおける耐震補強のポイントと解体作業を見学することの重要性について書きました。
初めてのリノベーションで分からないことだらけですが、焦らず時間をかけて自分が納得するまで話し合うことが大切だと痛感しました。
安く自分好みの家を建てられるということで、最近リノベーションが流行っていますが、良いことばかりではないことをぜひ知って欲しいです。
しっかりと計画を立てて、自分のコンセプトを明確にしておかないと新築よりもコストがかかる残念な結果になります。
リノベーションを進めていると色んなところを新しくしようとし過ぎて、それなら新築で良くね?ってことが出てきます 笑
なので、コストだけではないリノベーションの良さを認識しておくことが大切だと思います。
つづく。
リノベプロジェクト始動(その1)|オンボロ戸建てをフルリノベーションしてみた。 図面で間取り調整(その2)|オンボロ戸建てをフルリノベーションしてみた。 図面の最終調整(その3)|オンボロ戸建てをフルリノベーションしてみた。 内装工事がはじまる(その5)|オンボロ戸建てをフルリノベーションしてみた。 家の目玉『書斎』と『大型出窓』がついに完成!(その6)|オンボロ戸建てをリノベーションしてみた。