平面で描かれた図面が少しずつ立体物として家になっていく過程を見るといつも感動しちゃうのは僕だけではないはず、どーもKEN兄(@KEN23_jp)です。
9月から始まったリノベーション工事も大物工事が一通り完了し、いよいよ佳境に入ってきました。
今回は思った以上に時間が掛かっていますが、改めて細かい部分まで妥協をしなくて良かったと思いました。
最後の最後まで、住む人の気持ちになって家と向き合い、とことんやりきる。
そんな時間が本当に楽しくて、時間もあっという間に過ぎてしまいます。
少し話が逸れますが、
僕は、いつも家の佇まいを見るときに周りの環境との調和を考えます。
その家があることによって、町の雰囲気が良くなったり、町にずっと居たくなるような、そんな家を作りたいと思っています。
豪華絢爛が良いわけではなく、大きい家が良いわけでもなく、ひっそりと町と調和している家こそが、僕にとっての一番良い家の定義です。
今回リノベーションしている家はまさに僕が一番良いと思う定義通りの家だと自信を持っていえます。
タワーマンションや最新の戸建てが悪いとは思いませんが、将来の町を作っていくのは施主の想いがたくさん詰まった戸建てなんじゃないかなぁって思っています。
閑話休題、今回は家の目玉である、『書斎』と『大型出窓』が完成したので、それらをご紹介したいと思います。
内装工事がはじまる(その5)|オンボロ戸建てをフルリノベーションしてみた。心落ち着く『書斎』
戸建てで『書斎』と聞くと大きな家を想像すると思いますが、工夫次第で小さな家にも『書斎』を作ることはできます。
今回は茶室の入り口をイメージした書斎をダイニングキッチンのすぐ横に作りました。
茶室の入り口を”躙り口(にじりぐち)”といい、外の世界と切り離された世界を印象づけるために間口が狭くなっており、この書斎の入り口も間口を狭くしました。
個室のように完全に隔離したくなかったので、あえて障子や扉をつけませんでした。
書斎と聞くと家の端っこにあることが多いですが、僕は書斎を閉じこもるスペースではなく、家族といるけど、しっかりと一人の時間を過ごせるスペースとして作ることにしました。
自分の空間があるのに家族の温度も感じられる書斎って、あまりなくて良いかなと勝手に思っています 笑。
さらに日本の心である『畳』を感じられるように座るところに畳を敷くことにしました。
机に向かっている時はイスとして、考えに行き詰まったらゴロンっとできる和室的な使い方ができるようにしました。
この空間は細部にまでこだわり抜いた色んな工夫を詰め込んだ、この家の中で僕が一番好きな空間です。
開放感バツグンの『大型出窓』
家の周りの雰囲気は都内であるにも関わらず、とても落ち着いています。
太陽の光や外の風景を楽しめるように家のアイコンとして大きな出窓を新設しました。
家の雰囲気はそのままに、使い易さや居心地を良くするための出窓設置はとても良い感じに仕上がりました。
『大型出窓』を設置したことによって、ホコリをかぶっていた家が息を吹き返したような感覚になりました。
そのくらい『大型出窓』はこの家に大きなインパクトを与えました。
その他の工事の進捗状況
書斎と大型出窓以外にも、キッチンや寝室の工事が完了していました。
頭の中でイメージしていた図面の家よりも実物の方が何倍も良い雰囲気に仕上がっていました。
今年中に全ての工事が完了する予定なので、今年は年末まで色々忙しくなりそうです。
『リノベの内装工事』のまとめ
この記事では、家の目玉である、『書斎』と『大型出窓』が完成した様子についてご紹介しました。
『書斎』と『大型出窓』の仕上がり次第で家全体が良くも悪くもなるので、今回全てがうまくいって一安心しました。
一度完成するとなかなか修正が大変なので、設計した父や大工さんの仕事に感謝しました。
なかなか写真だけでは伝わりにくいですが、一度『書斎』に足を踏み入れるとなかなか抜け出せないコンフォート仕様になっています 笑。
この空間の良さに共感してくれる人がいてくれたらと思っています。
完成まで残り少ない期間となりましたが、最後までこだわり抜いた良い家を目指して楽しんでいこうと思います。
以上、KEN兄(@KEN23_jp)がお伝えしました。
リノベプロジェクト始動(その1)|オンボロ戸建てをフルリノベーションしてみた。 図面で間取り調整(その2)|オンボロ戸建てをフルリノベーションしてみた。 図面の最終調整(その3)|オンボロ戸建てをフルリノベーションしてみた。 解体作業が完了(その4)|オンボロ戸建てをフルリノベーションしてみた。 内装工事がはじまる(その5)|オンボロ戸建てをフルリノベーションしてみた。 家がとうとう!ついに!やっと完成!(最終回)|オンボロ戸建てをリノベーションしてみた。