ドイツを代表する川といえば、ドナウ川が有名ですが、ライン川も負けず劣らず有名ではないでしょうか。
少し前になりますが、ドイツ国内にあるライン川中流域のクルーズに行きました。
全て個人で準備してクルーズを楽しみましたが、事前にツアーの予約をして行っても良かったなぁと思ったので、この記事ではライン川に関わる基本情報からツアーに関する情報までをご紹介したいと思います。
ライン川の基本情報
ライン川はアルプスを源流にして、スイス・ドイツ・フランス・オランダの4カ国に跨る全長1320kmの国際河川です。
今回ご紹介するマインツからボブレンツはライン川の中流域にあたり、通称『ロマンチック・ライン』と呼ばれています。
この流域には沢山の古城があり、ユネスコ世界遺産にも登録されています。
ライン川クルーズガイド
ライン川は下りと上り両方がありますが、下りと比べて上りは流れに逆らうため、かなりの時間を要します。
例えば、僕が乗船したマインツーゴブレンツ間で、下りで4時間5分に対して、上りだと7時間もかかります。
ライン川の河川を見ていて飽きることはありませんが、それでも7時間は長すぎです。。
通常ツアーだとマインツーゴブレンツ間をフルで乗船することはないため、僕が乗っている間にたくさんのツアーの人達が乗ったり降りたりしてました。
ライン川クルーズを行なっている船会社はいくつかありますが、今回ご紹介するのはKDクルーズになります。
ライン川下りの船乗り場の場所は?
ライン川下りでは色んな乗船場所に立ち寄りますが、席を確保するために始発地であるマインツから乗るのが一番おすすめです。
ツアーの多くはもう一つの始発地であるリューデスハイムから乗船していました。
料金と割引
ゾーンによって料金が分かれており、片道だと4.4EURから50.4EUR、往復だと6EURから55EURと大変お得な気もしますが、上りに乗ることがないので大抵の人は片道切符だと思います。
ちなみにマインツーゴブレンツ間は最も高い片道50.4EURになります。
ツアーで良く利用されるリューデスハイムーボッパルト間は片道25.4EURになります。
割引については、シルバー割引と家族割引があります。
シルバー割は、60歳以上の方に対して全てのクルーズ料金から30%割引がいつでも適用されます。
家族割は、4歳以下の子供は無料となります。さらに4歳から13歳までの子供は周遊クルーズが6EURになります。周遊する予定はなくても、子供について周遊で購入した方が良さそうです。
ゴブレンツからケルンまでのルート
今回はマインツからゴブレンズまでを船で楽しみ、ゴブレンツからケルンまではドイツの新幹線ICEで移動し、所要時間は52分でした。運賃は19.8EURなので、距離と値段を考えると結構お得です。
ゴブレンツ以降も船は出ていますがつなぎがあまり良くないのと、既に4時間も船に乗っているのでそろそろいいかなぁという気持ちになります。
ベストシーズンはいつ?
ハイシーズンは4月下旬から10月上旬までになります。
僕は7月下旬に行きましたが、少し汗ばむくらいの陽気でしたが川の上の風が冷たくて、船外で風景を楽しむのもおすすめです。
どこに座るのが良いの?
ライン川の古城は船の左右どちらにもあるので、どちらが良いというのは特にありませんが、できるだけ船内の船首部分に座って左右を見渡せる席がおすすめです。
長くクルーズする場合は、外の風に当たり続けると寒くなるので船内がベターです。
クルーズの風景をおすそ分け
クルーズの時に撮影した風景を少しだけご紹介。
Ken兄のここは見逃せないスポット
船の経由地にボッパルトという田舎街があります。
ここでは時間を調整して、ロープウェイを使って、是非山のテッペンからライン川を見てください!
ライン川が大きく蛇行している壮大な景色が楽しめます。
ライン川クルーズをするのであれば絶対に見ておいた方が良いスポットです。
おすすめツアー3社の比較とおすすめポイント
HIS、JTB、エクスペディアの3社を比較して、僕のおすすめポイントについてもご紹介します。
欲張りにクルーズしたい方、手軽にクルーズしたい方、なんでも自分でできる方など、それぞれの特性に合わせて説明を書いています。
HISは欲張りにクルーズしたい方におすすめ
集合場所:フランクフルト
クルーズ区間:リューデスハイムーサンクトゴアール(1時間40分)
経由地:ケルン
最終目的地:フランクフルト
昼食:ツアーに含まれ”ない”
所用時間:8:30-19:00(約11時間半)
値段:4人の場合は179EUR(2018年5月現在)
//Ken’sおすすめポイント//
日本語の専用ガイドさんと専用車が付いているプライベートツアーです。4人以上でクルーズをする場合は絶対にお得なプランです!3人以下だと割高になるので注意が必要です。
さらに唯一ケルンを経由するツアーになります。ケルンは本当におすすめしたいスポットなので、僕の中では一押しのツアーがHISです。
JTBは手軽にクルーズしたい方におすすめ
集合場所:フランクフルト
クルーズ区間:アスマンスハウゼンーサンクトゴアール
経由地:リューデスハイム
最終目的地:フランクフルト
催行日:毎日
昼食:ツアーに含まれ”る”
所用時間:11:15-19:15(約8時間)
値段:日本語・236EUR、英語・94EUR(2018年5月現在)
//Ken’sおすすめポイント//
ツアー時間が比較的短く、ライン川クルーズだけを楽しみたい方、個人で計画立てていくのは心配だけどお手頃に行きたいという方ににおすすめです。
エクスペディアはなんでも自分でできる方におすすめ
集合場所:KD Agency Cologne
クルーズ区間:自由
経由地:自由
最終目的地:自由
催行日:毎日
昼食:ツアーに含まれ”ない”
所用時間:10時30分開始のクルーズ船に乗るという条件だけあり
値段:2743円(2018年5月現在)
//Ken’sおすすめポイント//
帰りの電車の手配だってなんでもできます!という方に一番おすすめなのがこのコースです。2日間クルーズとバスの乗り降りが自由なパスです。もはやツアーと呼べるのかどうか分かりませんが、チケットの値段が現地調達するより圧倒的に安いのでおすすめです。
まとめ
今回はライン川に関わる基本情報、各ツアーのおすすめポイントをご紹介しました。
一生のうちにこんなに長い時間、川をクルーズすることもありませんが、移りゆく景色の中の趣ある古城を見ていると時間を忘れて、あっという間にクルーズの終点に到着という感じです。
せっかくライン川クルーズをするのであれば、ツアーに参加してガイドさんの説明を聞きながらゆっくり見るが良いかもしれません。
是非、世界遺産の素晴らしい景色を心ゆくまで堪能してください!
以上、KEN兄がお伝えしました。
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