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飛行機でリコールが発生すると車と違って、改修費用は航空会社が負担しているっていうことはあまり知られていない。

車では製造や設計段階で不具合があった場合、車のメーカーが国土交通省に不具合の内容と改善策を報告します。一般的にリコールと呼ばれています。

みなさんご存知の通り、リコールがあった場合にはパーツ代も整備費用も全額自動車メーカーが負担します。

同じように飛行機でも製造や設計段階で不具合があった場合にリコールと同じようにここを直しなさいよという仕組みがあります。航空では耐空性改善通報(TCD)と言われるお達しが発行されます。このお達しに基づき、航空会社はパーツを入手します。そのパーツ代は原則航空機製造メーカーが負担しますが、なぜかたまに航空会社が自費で準備することがあります。

製造や設計段階でミスしたのは航空機製造メーカーなのになぜか、航空会社が負担します。なぜそのようになっているのか未だにわかりません。航空機製造メーカーの人も近くにいるので今度直接聞いてみようと思います。

航空業界の当たり前を他の業界と比較してみると改めて航空業界って変わっているなぁと思います。

今日ご紹介したこともそうですが、昔から当たり前のように繰り返されていることもたくさんあります。この業界にどっぷりと浸かっていると自分の感覚も麻痺してしまうので、これからも少しずつ航空業界の当たり前のフォーカスして、変えた方がいいことは変えていこうと思いました。

航空業界のことを少しでも知って頂き面白いなと思って頂ければ幸いです。

今日も最後までお読み頂きありがとうございます。

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