先日喫茶店で本を読んでいた時に隣の席に来た同年代くらいの子供連れの夫婦が来ました。子供はまだ7ヶ月くらいの可愛い子供でした。夫婦が会話をはじめて旦那さんの対応が少し気になったため、その違和感が何なのか考えることにしました。
奥さんは少し疲れた様子でしたが、少しでも旦那さんと会話しようと色んな話題で話をしようとしていました。それに対して、旦那さんは重箱の隅をつつくような回答ばかりで、話を続ける気持ちがないようでした。旦那さんは子供を前に抱えていましたがまだ5ヶ月くらいなので会話を遮るようなことはなく、お互いに目を見て話をすればお互いがどんな気持ちなのか良く分かる状況でした。
だけど、旦那さんは子供を見て奥さんの顔を見ようともしていませんでした。
奥さんは色々な話をするけれど、旦那さんの冷たい回答にとても寂しそうな顔をしていました。僕は旦那さんに目の前にある「小さな幸せ」を拾い上げて欲しかったです。自分のために色々な話題を投げかけてくれる人がそばにいるということはとても幸せなことです。当たり前のように近くにあると気がつかないですが、大きな幸せよりも小さな幸せがたくさんあることの方が大きな意味があると思います。
これは旦那さんが悪いとか奥さんが悪いとかいう話ではありません。旦那さんが学び、奥さんが学び、お互いが次のステップに行くために必要なことだと思います。人は日々の辛い経験や苦しい体験から学びを得て成長します。それぞれのステージでの学びがあります。それぞれのステージでの学びは皆さんも必ず経験されていると思います。5年前でも10年前でも昔自分が苦労した経験は今考えれば、何でそんなことで悩んでいたんだろうと思うことがあると思います。でもその感覚は当時自分がしっかりと考えて悩み抜いたからこそある感覚です。
僕がこの夫婦から学んだことは、劣等感を持って誰かと会話すると大切なことを見逃してしまうということです。
旦那さんは奥さんと自分を比較して劣等感を持っているように感じました。冷たい回答と書きましたが、もっと正確にいうとあなたのここがダメなんだということを繰り返していました。夫婦が共に成長しようという気持ちで会話をすれば否定的な発言は生まれず、それぞれの良いところをもっと伸ばしていこうと思うはずです。劣等感を持ったまま自分が優位な立場で会話をしてしまうと相手を見下す発言しか生まれない、このような形になってしまいます。
劣等感を持たずに会話するためにはどうすれば良いのか?
方法は簡単です。相手の目を見て、表情を見て話すことです。劣等感や後ろめたさがあると目を見て話ができなくなるものです。だから意識して相手の目を見て話をすることがとっても大切です。よく日本人は目を見て話をすることが苦手だと言われます。僕もそう思います。もっと目を見て話をすれば良いと思います。最初は恥ずかしさがあると思いますが、そのうち目が色々語りかけてくるのが分かると思います。会話しながアイコンタクトする感じです。会話の内容もより深くなります。
喫茶店で出会った夫婦からの学びをご紹介しましたが、日常での身近な人との会話に改めて目を向けて「小さな幸せ」を見つけるきっかけにしては如何でしょうか?
今日も最後までお読み頂きありがとうございます。