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親離れできない子、子離れできない親、親と子の気持ちを分析とちょっとしたアドバイス

精神的にも経済的にも成人した子供が親に頼ったり、親が成人した子供に頼ったり相手に助けを求めることは少なからずあると思います。

頼ってくる親に対して、親なのに何で子供に頼るんだ。あるいは頼ってくる子供に対して、いい大人なんだから自分でしっかりやりなさいと思う気持ちがあると思います。

親離れできない子、あるいは子離れできない親とどのようにストレスを減らして良い関係を維持できるのか考えたいと思います。

なぜこのことを書こうと思ったのか?

僕が一人暮らしを始めたとき、あるいは自分の家族ができたとき、母親はほぼ毎日電話をしてきました。心配だからという理由で声を聞くために電話してきていました。

正直毎日の電話に鬱陶しさを感じましたし、もう子供じゃないんだからお願いしますよ。という気持ちでした。

いつからか分かりませんが、電話がかかってくるの頻度は減りました。

なんでだろうなぁと思っていましたが、電話をしている時に気がついたことがありました。

親の話を聞いている自分がいました。声を聞いて、親の話を聞いて、親は安心したのかもしれません。今までは気持ちが声に表れて、それが親を心配させて悪循環になっていたのかもしれません。

自分にも子供ができて、親が子供を心配する気持ちが少し理解できたので、親の話に耳を傾けるようになったのかも知れません。

僕は自分の経験を通して、親との関係を自分が気づかないうちに良い方向へと変えることができました。親と子の関係は世界に一つしかない大切にすべき絆です。

表面的な行動に囚われて、親子の絆を深めるチャンスを逃さないでほしいと思い、何かのきっかけになればと思い自分の経験から得たことヒントに一般論として書くことにしました。

子離れできない親

親の気持ち

あなたはいつまでたっても子供なんだから、小さい時はこんな事もあったし、あんな事もあったし「やっぱり見てあげないとダメね、早く親離れしてくれないかしら」
→親御さん、安心して下さい。お子さんは遠の昔に親離れしてますよ。離れられていないのはあなたの子供へ対する気持ちだけです。子が心配な気持ちはよく分かりますが、親が必要な時には子からお願いに来ます。その時に手を差し伸べてあげるくらいの距離感がちょうど良いのではないでしょうか。

子の気持ち

いつまでたっても自分の事を子供だと思って、いい加減子離れしてくれよ。
→他者の痛みが自分の痛みよりも痛いと感じたことはありますか?親とは自分のことを唯一自分よりも大切にしてくれる存在です。親にとって子供とは、唯一と言っていいかも知れませんが、自分の命よりも大切な存在です。子供に何かあれば自分の命を差し出すことに何の躊躇いもありません。

どうでしょうか?そこまで思ってくれる人を鬱陶しく思いますか?そんなに自分のことを大切に思ってくれる人は他にいますか?きっと答えは出ているはずです。

親離れできない子

親の気持ち

まったくいつまで親に頼ってるつもりなんだ?もういい大人なんだから自分で考えて、自分で行動してくれ。
→親が先立てば、嫌が応にも独り立ちせざるを得ません。何より手が掛かっていた子がいなくなると急に寂しさを感じるかもしれません。今の状況を嘆くよりも、その時その瞬間を子と一緒に過ごせる時間に感謝してみたら今の関係はガラッと変わるかもしれません。

子の気持ち

何かあれば親に聞けばいい、何かあれば親にお願いすればいい。親だからいつでも助けてくれる。まだまだ親は元気だし。きっと喜んで助けてくれているんだ。
→自分がいない親の人生を考えたことはありますか?自分のことを1番に考えて自分のために生きている親の姿を想像したことはありますか?ときに親に助けてもらうことも必要かもしれません。親があなたに望むことはあなたが輝いている姿かもしれません。自分が輝くための一歩を踏む出してみてませんか?

まとめ

なんか書いていて気がつきましたが、甘い母親と厳しい父親の構図って本当にそうなのかなぁという疑問が湧きました。これきっと僕が男子だからかも知れません。これが女子なら逆かもしれません。

親と子の関係に関わるモヤモヤって多かれ少なかれ誰にでもあると思います。

お互いを理解することも大切ですが、それよりも「いつも心配してくれありがとう」、「いつも電話くれてありがとう」、「いつも助けてくれてありがとう」そんなさりげない言葉で、今までモヤモヤしていた事が何だったんだろうと思うきっかけになれば幸いです。

最後に、
親に対して子離れできていないと思っている”子”、子に対して親離れできていないと思っている”親”、実は相手が離れられていないと思っている人自身が、親あるいは子離れできていないということもあるかもしれませんということってあるかも知れません。厳しくしているようで実は甘やかしているのは、離れてくれないと言っている人かも。。

今日も最後までお読み頂きありがとうございます。

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